回文春秋

回文と鑑賞

回文もどき その4

 

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土蔵にどうぞ!
(どぞうにどうぞ)

【解説】回文にもダジャレにもなっていないのに、何となくそれっぽい感じだけがふんわりと漂っている。もちろん、少しも嬉しくないふんわり感である。

 

 

ラモス瑠偉といるモスラ
(らもするいといるもすら)

【解説】「そうなんです。モスラは今、」「南海の島でラモス瑠偉と一緒に、暮らしているのです」と双子の小美人に言ってほしい。回文的には一文字の差で、惜しい。

 

 

桜咲く、神楽坂さ
(さくらさくかぐらざかさ)

【解説】パッと見た感じは雰囲気がよく、声に出して読んでみるといかにも回文らしい。でも全然なってない。とにかく「なってない度」が高い。

 


麗子像、冷蔵庫に入れ
(れいこぞうれいぞうこにいれ)

【解説】できそうな感じだけがあって、一歩踏み込むとダメだとわかるケース。

 


団鬼六、苦労人だ
(だんおにろくくろうにんだ)
【解説】これもできそうな感じはあるが、回文でなくアナグラム向きではないか。

 


小林幸子ちゃん、あちこち刺し、ヤバ子!
(こばやしさちこちやんあちこちさしやばこ)

【解説】「や」と「あ」の一文字がどうにもできず、泣く泣く諦めた作。誰かに完成してもらいたい。ナイツのツッコミの人に「こういう回文もどきを作ってるお前の方がヤバ子だろ」と言ってもらいたい。

 

 

ほとんど無いかのう?ソン・セビョクさん新作「予備戦争の会」など……とほほ
(ほとんどないかのうそんせびよくさんしんさくよびせんそうのかいなどとほほ)

【解説】パッと見は何を言っているのかよく分からないが、レンタル店の店員にお爺さんが質問しているのである。長い文だが、最後のごく一部を除けばきちんと回文になっている。しかしどうにもならない。まさに「とほほ」と言いたくなるレベルでどうにもできなかった。

 

ごますりの王

ごますりの王