回文春秋

回文と鑑賞

どくいりきけんたべたらしぬで

 

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で、ぬしら。

……食べたんけ?

――霧、行く。

どくいりきけんたべたらしぬで

(でぬしらたべたんけきりいくどくいりきけんたべたらしぬで)

【解説】「グリコ・森永事件」を捜査した刑事の回文日記である。「どくいりきけんたべたらしぬで」を逆に読むことで浮かび上がる「で、ぬしら。……食べたんけ?」という問いかけは、警察やマスコミへの挑発的なメッセージではないだろうか?霧が去り行くかのように、事件が時効を迎えることを正確に予言しつつ……。

 

闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相 (新潮文庫)

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