回文春秋

回文と鑑賞

2017-10-23から1日間の記事一覧

駅にいて振り向けば煙不定に消え

(えきにいてふりむけばけむりふていにきえ) 【解説】駅にいて、何かの気配を感じて振り向く。すると、形の定かでない煙が消えた。「不定に」は形容動詞「不定だ」の連用形。季語なし。 煙滅 (フィクションの楽しみ) 作者: ジョルジュペレック,Georges Pere…

中六はいかんのんかい白露かな

(なかろくはいかんのんかいはくろかな) 【解説】五七五の中間部の七音に不満を感じ「中が六文字はいかんのんかい!」と不満げな俳句初心者の嘆き。絶対にいかんという訳ではないので、六文字にすればよい。白露は草木につく露で、秋の季語。 白露 芋 25度 …

多年、豚といた屍体と多分寝た

(たねんぶたといたしたいとたぶんねた) 【解説】多年にわたり豚と共にいた屍体と、たぶん一緒に寝てしまった――。こうなるとナンセンスな回文というより一行ホラー小説である。 屍体 [DVD] 出版社/メーカー: クリエイティブアクザ 発売日: 2007/12/07 メデ…