回文春秋

回文と鑑賞

2017-09-16から1日間の記事一覧

卑怯者にも土耳古の酒

卑怯者にも土耳古の酒は今朝残る。 共に飲もう、よき日。 (ひきようものにもとるこのさけはけさのこるともにのもうよきひ) 【解説】昨夜は浴びるようにたくさんの酒を飲んだなあ。俺のような卑怯者にすら、今朝はまだ酒が残っている。さあ、また共に飲もう…

煮込んだ大人とお団子にして

食べたで。 死。 煮込んだ大人とお団子にして食べた。 (たへたてしにこんだおとなとおだんこにしてたへた) 【解説】四国の山奥の村で、大人たちが忽然と姿を消した。謎を解く鍵となる少女が記した日記には、不自然な作為の痕跡が……? 人情派刑事・山さんこ…

立つかな?ガイコツ蝿魔王「お前は、初恋がなかった……」

(たつかながいこつはえまおうおまえはつこいがなかつた) 【解説】立てるかどうかも怪しい、ヨロヨロのガイコツ蝿魔王にポロッとこんなことを言われたら、落ち込んでしまう。 ――青春の日々に大切な何かを忘れてきた――、そんな気がして……。 ガイコツ書店員 …

イラッ!栃木、ちと辛い!

(いらつとちぎちとつらい) 【鑑賞】栃木県の周辺の県が、一斉にこういうポスターを作って貼ったらちょっと怖い。 まっぷる 栃木 宇都宮・日光・那須'18 (まっぷるマガジン) 作者: 昭文社旅行ガイドブック編集部 出版社/メーカー: 昭文社 発売日: 2017/06/1…

泣け、坊っちゃんや!

「詰めろです」「……くそ!」「悔しい?泣け、坊っちゃんや!ちっぽけな意志・約束、捨てろ!滅!」 (つめろてすくそくやしいなけほつちやんやちつほけないしやくそくすてろめつ) 【鑑賞】将棋が強いことを鼻にかけていた坊っちゃんは、師との二枚落ち対局…

お辰「仮名書きの『き』がなかったお」

(おたつかながきのきがなかつたお) 【解説】名前に似合わず、甘えん坊で舌足らずな喋り方のお辰が言うには、「仮名書き」の送り仮名の「き」が省略されて「仮名書」になっていたという。 「仮名書き法華経」研究序説 作者: 野沢勝夫 出版社/メーカー: 勉誠…