回文春秋

回文と鑑賞

2015-02-26から1日間の記事一覧

弓を引き、焚き火を見ゆ

(ゆみをひきたきひをみゆ) 【大意】弓を引いて、焚き火を見た。 【解説】炎にゆらめくのはライバルの面影か、はたまた憎き仇の姿か……?

「仕方なくな、長屋で待つまでやがな……。泣くな、隆志!」

(しかたなくなながやでまつまでやがななくなたかし) 【大意】仕方なく長屋で待つまでだ。泣くな隆志よ。 【解説】妻に逃げられ、探すあてもない。仕方なく住んでいる長屋でじっと待つばかりである。息子の隆志はしくしく泣き始めた。 本所おけら長屋 (PHP…

「長屋の儲かった金だ?使うものやがな!」

(ながやのもうかつたかねかたつかうものやがな) 【大意】長屋の経営で儲かった金だから大切にしろというのか?金は使うものなのだ! 【解説】やっとの思いで貯めた金を、無駄遣いする親父の強引な理屈である。 たそがれ長屋―人情時代小説傑作選 (新潮文庫)…

リカ「あの良い落書きが、暗い世の灯り!」

(りかあのよいらくがきがくらいよのあかり) 【大意】「あの良い落書きが、暗い世の中を照らす灯りだ」とリカちゃんが言った。 【解説】圧政に耐えている人々に希望をもたらす灯りとなるような、良い落書きが存在する。人形のリカちゃんがそう主張している…