回文春秋

回文と鑑賞

2014-12-12から1日間の記事一覧

映画館なんかが家?

(えいがかんなんかがいえ) 【解説】容疑者を追う刑事が二人。住所の番地からしてこの辺りの筈だが……。何と、そこは閉館寸前の今にも倒壊しそうな映画館であった。どうやら、この映画館に住んでいる人物らしい。

愉快だ、意外だ、イカ湯。

(ゆかいだ、いがいだ、いかゆ) 【解説】海辺の旅館で温泉に入ってのんびり湯につかっていると、イカがふわーっと浮かんでくる。館内放送のアナウンス「え~、地元名物のイカ湯でございます。本日は多めに浮かべております」。

蜜柑、「悶える絵だもん」、紙。

(みかん、もだえるえだもん かみ) 【解説】隣に住む老人は「絵描き」だという噂だが、定かではない。そんなある日、老人が庭の木に実ったという蜜柑を紙に包んでくれた。「キャー!何これ!」中学生になる娘が台所で悲鳴をあげる。「どうした?」「悶える…

「猫の姿、見た?」「ガスの子ね!」

(ねこのすがた、みた?がすのこね!) 【解説】ガスとは、粗暴な振る舞いによって近隣住民から恐れられている男、春日のことを指している。「ガス」こと春日は、拾ってきた猫を大量に飼っており、自分の子供のように可愛がっている。変な色の猫、病気持ちの…

はじめに

2017年9月より「回文春秋」のタイトルに戻して、再び回文の創作とその解説・鑑賞をするブログとなった。 (かっこ)内は、逆から読んで確認するための欄なので、平仮名のみを書いている。 清音・濁音・半濁音の区別はしない。 :::::::: (2015年7…