回文春秋

回文と鑑賞

泣け、坊っちゃんや!

「詰めろです」「……くそ!」「悔しい?泣け、坊っちゃんや!ちっぽけな意志・約束、捨てろ!滅!」

(つめろてすくそくやしいなけほつちやんやちつほけないしやくそくすてろめつ)

【鑑賞】将棋が強いことを鼻にかけていた坊っちゃんは、師との二枚落ち対局であっという間に敗勢となった。ちっぽけな意志や「名人になる」という約束などは捨てろ!と厳しく叱責されている場面である。師匠は「心頭滅却」をモットーとし、何かにつけて「滅!」と叫ぶ。

 

心頭滅却すれば火もまた涼し

心頭滅却すれば火もまた涼し