回文春秋

回文と鑑賞

いったん留守に

昼いて、いったん留守に。

「竹輪だわ……」

「口にするんだ……」

ついている日。

(ひるいていつたんるすにちくわだわくちにするんたついているひ)

 【解説】女優の不倫の証拠とされた回文日記である。一応、昼は自宅にいたが、その後はいったん留守にして男と外で逢っていた。しめしめ、今日はついている日、と喜んでいる。「竹輪」とはもちろん隠語である。