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回文春秋 / 季語と季節は何でしょう?

2015年の前半は回文、後半は俳句のブログだった跡地

俳句ひとり旅:俳句のブログにして四ヶ月半

毎月12日と月末は「俳句ひとり旅」の日である。 ただ何となく「俳句ひとり旅」というタイトルに合うような写真を見つけて、紹介してみたいというだけのコーナーであるが、最近やや書くことが出てきた。 というのはこのブログ、俳句と解説を書くのは今年いっ…

大根や思い浮かぶは伊代・聖子

【解説】大根を見ると、いつも松本伊代や松田聖子の役者ぶりを思い出す。そんな日常のひとコマを描いた句である。 プルメリアの伝説 天国のキッス 発売日: 2013/06/01 メディア: Amazon インスタント・ビデオ この商品を含むブログを見る 季語:大根 季節:冬

暖房のつもりが「気まぐれ音頭」の大音量

【解説】暖房のスイッチを入れたつもりだったが、間違えたらしく真冬に「気まぐれ音頭」が大音量で放送されてしまった。温度と音頭を間違えても、誰もツッコミを入れてくれない。それどころか、聴いている方も「気まぐれ音頭」だから仕方がない、と諦め顔で…

熊がグオー!あずみがすぐに解決す

【解説】さんざん話を引っ張っておきながら、いざ対決となると熊がグオー!あずみが刀で「ヒュバッ」と音を立てて斬ってお終いという、いつもそんなパタ-ン。 しかし、そんな「あずみ」が私はかなり好きです! AZUMI-あずみ- 18 (ビッグコミックス) 作者: …

鮟鱇や卑猥な単語とよく似たり

【解説】鮟鱇という名前は「淫行」「うんこ」「援交」「鈍行」「蛮行」といった碌でもない卑猥でゴツイ単語とよく似ているなあ。 FCSJapan 鍋用あんこうカット加工済み (肝入) 1p(1kg) 出版社/メーカー: FCSJapan メディア: その他 この商品を含むブ…

僕のパパはメキシコ人で息白し

【解説】「僕のパパはメキシコ人によく似てる」という歌があった。その歌の思い出と、目の前のメキシコ人の吐く息の白さから連想された句である。 www.youtube.com メキシコの思い出 アーティスト: チャールス・ミンガス,ジミー・ネッパー,カーティス・ポー…

ゆく秋や「武家の娘」はどこへゆく

【解説】秋の終わりの夜長に「武家の娘(ちくま文庫)」という本を読んだ。武家の娘たちは、その後どのような運命を辿ったのであろうか。 武士の娘 (ちくま文庫) 作者: 杉本鉞子,大岩美代 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1994/01 メディア: 文庫 購入: 5…

木枯らしや「K団」の表札揺らし去る

【解説】「K団」と書いてあるカマイタチ団の表札に、木枯らしが吹き付ける。その周囲で偵察の目を光らせる刑事らの姿まで目に浮かぶ句である。 ステンレス製エッチング表札 :おそらく、この表札以上に美しさと耐久性を保ち続ける表札はないと思います。本…

投げられた蜜柑を額で受けとめる

【解説】蜜柑を傘で受け止めて喝采された時代は、もはや過去のものである。今は投げた蜜柑をオデコの辺りでピタッと止めて、そのまま落とさずに歩けるくらいでないと拍手も起こらない。 「おでこを冷やす」だけで心と体が元気になる! 作者: 小林敬和 出版社…

奴隷らを集めて楽し障子貼る

【解説】筆者の住む豪邸では、奴隷を集めて楽しく障子紙の貼り替えをするのが恒例行事なのである。 奴隷のしつけ方 作者: マルクスシドニウスファルクス,ジェリートナー,橘明美 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2015/05/28 メディア: 単行本(ソフトカバ…

横浜でマスクの人に会釈をす

【解説】横浜でマスクをしている誰かに会釈をした。顔がわからないので、知り合いなのかそうでないのか判別がつかない。そこで仕方なく「一応……」という感じで、微妙にしているような、していないような会釈をしたのであった。 最高の会釈ができる人 上品な…

冬蜂や火事の周りで暖まり

【解説】冬蜂は火事の周囲を野次馬のようにブンブン飛び回って、体を暖めているよ。ちなみに雄の蜂は秋に死んでしまい、冬を越すのは雌だけだよ。 火事場の仕事力 (ワニブックスPLUS新書) 作者: ゆでたまご,嶋田隆司 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: …

勘当と感動を混同しけり神の留守

【解説】「勘当」と「感動」を混同して話している人がいたが、神様も留守にしている時期なので仕方が無い。 勘当侍と隠居越前 (廣済堂文庫) 作者: 城駿一郎 出版社/メーカー: 廣済堂出版 発売日: 2012/05/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 季語…

俳句ひとり旅:10月のまとめ

今月もまた「俳句ひとり旅」のお時間がやってきた。 まとめと言っても特に、書くことがない。 今月の特徴は、「季語なし」が久々にあったことと、いよいよ「冬」の季語が使えるようになったことくらいである。 「秋祭り 吊り輪を揚げてイカリング 」 「重な…

傾いた建築物にも紅葉散る

【解説】傾いた建築物のあちらこちらへ、紅葉が散っている。そしてマンションの住人たちの心にも……。 おきばりやす―京女は今日も一生懸命 作者: 山村紅葉 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2001/06 メディア: 単行本 クリック: 123回 この商品を含むブログ (…

芭蕉忌や牟田悌三を思い出し

【解説】芭蕉忌に突然、牟田悌三のことを思い出した。顔が似ているとか、前世でつながりがあったとか、そういう理屈ではなく、とにかく「思い出してしまったのである」と言いたい作者の強い気持ちが伝わってくる。 「思い出す」だけで、人生に奇跡が起こる …

紅葉鮒過ぎ行く底の入れ歯かな

【解説】紅葉鮒が泳ぎ去ってゆく。その水底には誰かが捨てたらしい入れ歯(贋の歯)がじっと動かず、川の流れの主のように存在しているよ。 呪いの消し方 作者: 川井春水 出版社/メーカー: 三五館 発売日: 2014/04/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ…

寄鍋やチーズと鰈を入れる孫

【解説】寄鍋の具として、チーズと鰈を入れてしまう。そんな大胆な孫の名は、日仏ハーフの美人モデル・胡麻野ユミカだ! 黒ごまきな粉アーモンド220g 出版社/メーカー: デルタインターナショナル 発売日: 2011/08/01 メディア: 食品&飲料 購入: 2人 クリック…

「銅メダル駄目うどん」すする金メダリスト

【解説】2020年、東京オリンピック開催に沸く日本では、「銅メダル駄目うどん」が大ヒットし、驚異的な売り上げを記録した。金メダルをとったあの人ですら「銅メダル駄目うどん」を啜っているほどの人気ぶりである。 金メダリストが考えた 世界一の腰痛メソ…

運動会 おやつに忍ばす なとりの珍味

【解説】運動会の昼食時に食べるおやつの中に、なとりの珍味を忍ばせてくるという、飲兵衛的なセンスと味覚を持った小学生がいた。 なとり おつまみセレクション橙 63g×5袋 出版社/メーカー: なとり メディア: 食品&飲料 この商品を含むブログを見る 季語:…

海水を呑んで酔うふりそぞろ寒

【解説】そろそろうっすらと寒さが感じられるこの季節に、海水を呑んだふり、酔ったふりをしているのは落語家の旦那であった。 泥酔懺悔 作者: 朝倉かすみ,瀧波ユカリ,平松洋子,室井滋,中島たい子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2012/11 メディア: 単行…

絵のタンメン猫が眺むる夜寒かな

【解説】中華料理店の店主が描いたタンメンの絵を、猫がじっと眺めている。食べたいと思っているのか、はたまた小ばかにしているのか。 日清 麺職人 塩タンメン 87g×12個 出版社/メーカー: 日清食品 発売日: 2010/08/02 メディア: 食品&飲料 クリック: 1回 …

今年酒飲んで地球は回りけり

【解説】今年できたばかりの新しい酒を飲み、陽気な気分である。地球は回っていることだなあと詠嘆しているが、おそらく酔って目が回っているだけのことである。 衛星写真を元に作られたリアルな地球風船 40? (16インチ) 蓄光塗料付き 教材にも使えます Eart…

朝寒やネス湖で俳句を詠みにけり

【解説】次第に朝も寒くなってくるネス湖のほとりで、ネッシー俳句を詠んでいる二人の男たちがいた。彼らはかつて一攫千金を狙って渡英したものの、今ではみやげ物店を営んでいる。 おばけ、ネス湖へいく 作者: ジャックデュケノワ,Jacque Duquennoy,おおさ…

身に入むや 爆男のCD山積す

【解説】ラッパーであり地元の人気者・爆男のデビューCD「奥歯ガタガタ」が少しも売れず、倉庫に山積みとなっている。ひときわ秋冷が身にしみる心境である。 八本脚の蝶 作者: 二階堂奥歯 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2006/01 メディア: 単行本 購入:…

文ひらき 殿が片手で胡桃割る

【解説】殿様が片手で弄んでいた胡桃をゴキ!グシャ!と割ってしまった。よほど腹に据えかねる内容の文書であったらしい。 殿様の通信簿 (新潮文庫) 作者: 磯田道史 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/09/30 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 39回 こ…

水没した鋼鉄都市に案山子かな

【解説】今となっては水没してしまった鋼鉄都市に、案山子がポツリと立っている――。水中の寂しい景観を詠んだSF俳句である。 鋼鉄都市 作者: アイザックアシモフ 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/09/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (11…

瓜坊や「1」の如く突進す

【解説】瓜坊が、数字の1のように真っ直ぐに突進してくるよ。たとえを考えている場合ではないほどの切迫した状況である。 猪突猛進カレー(ちょとつもうしんかれー)(中辛)イノシシ肉使用し、いのしし肉を味わい深いルーに入れ、煮込んだカレーです。 ご当地…

渡り鳥 ゆとりを教えつつ飛んでゆく

【解説】渡り鳥たちがゆとりを持って編隊を組み、空を飛んでゆく。まるで、ゆとりを持って計画的にローン返済をすることの大切さを教えてくれているかのようだ。 住宅ローン返済 苦しくなったら読む本 作者: 保田行雄 出版社/メーカー: 金曜日 発売日: 2009/…

イグアナはアナではなくて そぞろ寒

【解説】動物のイグアナは「アナ」がついてもアナウンサーではなく、ましてやフジテレビやTBSの女子アナではない。そろそろ秋も深まり、寒さが感じられることだ。 週刊文春グラビア特別編集 原色美人キャスター大図鑑2015 (文春e-book) 作者: 週刊文春グラビ…

妖怪部 仮装リレーのご意見番

【解説】普段はさほど注目を浴びていない妖怪部だが、運動会の仮装リレーの準備の時だけは「河童はここの感じがこうで……」「ろくろ首の首のラインは……」などと指示し、他の生徒から頼りにされている。 仮想儀礼〈上〉 (新潮文庫) 作者: 篠田節子 出版社/メー…

経済部の「おいしいホッとレモン」が飲みたいな

【解説】経済部では、経済学の初歩を学ぶためにレモンを売っていた。やがて単なるレモンではなく、「おいしいホッとレモン」という大人気商品となるまでとなり、同窓会で「飲みたいな」とリクエストされているのである。「運命がレモンをくれたら、それでレ…

俳句ひとり旅:俳句のブログにして三ヶ月半

俳句を作り続けて三ヵ月半が過ぎた。 しかし、あまり上達しない。 毎回ふざけた調子でやっているので、これで進歩していたら逆におかしい。 だがそれも、あと二ヶ月半ほどで終了である。 この「季語と季節は何でしょう?」の後に続く企画は何でしょう? と、…

子規忌よりダッサイ忌は言いやすい

【解説】子規の命日を子規忌と言い、別名「獺祭忌」とも言う。「ダッサイ忌」と言うと、まるで女子高校生が命日を「ダッサイ!」と大声でダサがっているようで気の毒であるが、言いやすいものは仕方がない。 逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆…

重なった「ムー」のパワーで ばった跳ぶ

【解説】雑誌「ムー」その他のいかがわしい雑誌が積み重なっている。ばったがピョンと跳ねたのは、雑誌から漂ってくる謎のパワーを浴びたせいだろうか。 月刊 ムー オフィシャルTシャツ (M) メディア: ウェア&シューズ この商品を含むブログを見る 季語:ば…

マヤの墓 草が茫々 木の実落つ

【解説】猫のマヤちゃんの墓は今、草が茫々と生えている。そこにポトリと木の実が落ちる。 にじいろ 作者: 北島まや 出版社/メーカー: 新風舎 発売日: 2006/11 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログを見る 季語:木の実(木の実落つ) 季節…

「イソギンチャク唐辛子あえ」が自慢料理

【解説】イソギンチャクを細かく切って、唐辛子でピリリと味を引き締める。イソギンチャクというあだ名の大家さん自慢の手料理で、気に入らない住人を退散させるのである。 Re:getA(リゲッタ) イソギンチャク 7cmヒール レッド L(24.5-25.0) R-246 出版社/…

金木犀!叫ぶ声するイタコ喫茶

【解説】「神田・イタコの喫茶店で五月の古代短歌」という回文をふまえた句である。金木犀の香りのたちこめる街の喫茶店から、イタコの唸り声が「金木犀!」「ウウ~!」「アアー!」などと聞こえてくる。 最後のイタコ (扶桑社BOOKS) 作者: 松田広子 …

秋祭り 吊り輪を揚げてイカリング

【解説】吊り輪に衣をつけて、油で揚げて「イカリング」と称して売っている。秋祭りの一風景である。半年前の回文の解説の謎を解くと同時に、ああいった店で売っている食べ物は怪しいぞ、という作者からのメッセージがこめられている。 ニチレイ お弁当やお…

鬼灯をブウブウ鳴らす落語好き

【解説】鬼灯をブウブウ鳴らして喜んでいるのは、落語定期を持って寄席に通う源さんである。その上「聞いて極楽、落語定期!」と売り子の口調を真似してうるさい。 落語百選 秋 (ちくま文庫) 作者: 麻生芳伸 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2013/09/27 …

赤い羽根つけて偽装の暗殺者

【解説】赤い羽根を胸に刺し、いかにも「募金をしました」「私はいい人」とアピールしている男がいる。実はオリンピックを前に日本を訪れる要人を狙っている、凄腕の暗殺者である。 暗殺者―剣客商売 (新潮文庫) 作者: 池波正太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発…

馬肥ゆる時節に鏡花また痩せる

【解説】馬が肥えてゆくのと反比例するかのように、もともと痩せている泉鏡花先生はまた痩せてしまう。水道管のように下の方で繋がっているのかも知れない。 やせる生活 作者: 島野雄実 出版社/メーカー: 文響社 発売日: 2015/07/01 メディア: 単行本(ソフ…

流れ行く大根の葉を抜くバタフライ

【解説】流れ行く大根の葉のスピードに負けじと、バタフライで追い抜く。一体どこを泳いでいるのか、ダイナミックで謎めいた句である。 Butterfly アーティスト: 木村カエラ 出版社/メーカー: Nippon Columbia Co., Ltd. 発売日: 2013/08/14 メディア: MP3 …

林檎から視線動かぬ横溝氏

【解説】横溝正史がじっと佇んでいる。その視線のレーザービームの先には林檎が一つ。脳裏には、次なるミステリのトリックや人物群がフニフニと浮かんでは消え、また浮かんでは消えてゆく。おそらくタイトルは「林檎殺人事件」であろう。 林檎殺人事件(郷ひ…

「用意ドン!」三度も叫ぶ運動会

【解説】運動会で「用意ドン!」と三回も叫ばなければ、選手に走ってもらえないという。耳の遠いお年寄りの施設の運動会なのであった。 日清どん兵衛 特盛シリーズ 3種類×4(12食)セット 出版社/メーカー: 日清食品 メディア: この商品を含むブログを見る 季…

俳句ひとり旅:9月のまとめ

「9月のまとめ」と言っても、まとめる気など実はあまりない。そもそもが「まとめろ!」と命令されたとしても、まとめられないような内容のブログである。 それに私は、自分でこれは良いと思えば自分でそう書くし、実際、短歌や回文は「我ながらこの作品はい…

蓑虫や家賃日となり出て行った

【解説】蓑虫は家賃日に家賃を払えなかったのだろうか、出て行ってしまったらしく、後には残された蓑だけが空中にブラブラしている。 家賃も住宅ローンも払わずに家に住む7つの方法 作者: 御井屋蒼大 出版社/メーカー: 自由国民社 発売日: 2015/10/11 メディ…

落穂拾い その手の先のムカデかな

【解説】落穂拾いをしている、その手の先にはムカデがいて歯で咬むかもしれないぞ。自然の恐ろしさを知るがいい! 1000ピース ジグソーパズル 落穂拾い マイクロピース (26x38cm) 出版社/メーカー: ビバリー 発売日: 2014/01/19 メディア: おもちゃ&ホビー …

遺伝子も傷つくほどの夜寒かな

【解説】遺伝子にさえ、傷がつくほどの寒さをしみじみと感じる夜である。 やわらかな遺伝子 作者: マットリドレー 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/08/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 季語:夜寒 季節:秋

ボロい寮 夜食は独活の胡麻和えか

【解説】ボロっちい寮に入り、夜食が出てきたと思ったら独活の胡麻和えだったので「独活の胡麻和えか……」と落胆してしまったよ。 ウド どデカい男の痛快ゴルフ 作者: かわさき健 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日: 2013/11/08 メディア: Kindle版 この商品…