創作回文春秋

創作回文と鑑賞のブログ

野田

火傷、皆、しとるよ。寄る年波、どけや!

(やけどみなしとるよ よるとしなみどけや) 【解説】火事でどの客も火傷をしている。ところが「寄る年波」が口ぐせの野田は、黒焦げのくせに火傷はしていないので、負傷者を運ぶ際に邪魔者扱いされている。

「あなた、下戸だのに……。」「野田、焦げたなあ」

(あなたげこだのに のだこげたなあ) 【解説】飲み屋で火災が発生した。中には下戸でありながらモツ煮を目当てに通っている野田という老人もいる。酔客は全員、助かったのだが野田だけはかなり焦げていた。