回文春秋

創作回文と鑑賞のブログ

絵描き

母の形見の文字通り ” 落し物 見た ” かの、ハハ。

(ははのかたみのもしとおりおとしものみたかのはは) 【大意】母親の形見の品にあった文字の通り、落し物を見たというのか。 【解説】形見の品に予言として「落し物 〇〇〇 見る」とでも書いてあったのだろうか。老人らしき人物が笑っている点も謎めいてい…

わし、よく描くよ、皺

(わしよくかくよしわ) 【解説】皺を細かく描くことはしないのでは?という疑問に対して、絵描きの老人がポツリと。

「いい子たち、のち蛸」「いい!」

(いいこたちのちたこ いい) 【解説】お天気アナウンサーとして、地元局では人気のある留美。自分の殻を破るために「もっと滅茶苦茶なことをやれ」と絵描きの先生からアドバイスを受けた留美は、天気予報のコーナーで「晴れのち曇り」という原稿を無視して…

蜜柑、「悶える絵だもん」、紙。

(みかん、もだえるえだもん かみ) 【解説】隣に住む老人は「絵描き」だという噂だが、定かではない。そんなある日、老人が庭の木に実ったという蜜柑を紙に包んでくれた。「キャー!何これ!」中学生になる娘が台所で悲鳴をあげる。「どうした?」「悶える…