回文春秋

回文と鑑賞

忍者

忍びの道

「お主ら……」「誰?」「何?」「……忍びの道は、魑魅の美の死に慣れたら死ぬ……」「お?」 (おぬしらたれなにしのびのみちはちみのびのしになれたらしぬお) 【解説】死んだはずの女の口から、不気味な声が漏れ出し、難解な忍びの道を説くではないか。屈強な…

「朝、くノ一、唾はいたらしいし、裸体はばっちいの!」「臭あ!」

(あさくのいちつばはいたらしいしらたいはばつちいのくさあ) 【解説】くノ一は死ぬ寸前に唾を吐き、裸体も汚く臭いという。しかし、そのように忌み嫌われることこそが、忍法によって仮死状態となったくノ一の狙いなのであった! 妻は、くノ一 (角川文庫) …

忍法帖買うよ、ちうポンに

(にんぽうちようかうよちうぽんに) 【解説】山田風太郎の忍法帖シリーズを買ってあげよう。ちうポンもきっと喜ぶだろうな。ちうポンとはおそらく「はあちゅう」の類のあだ名かHNか。 かげろう忍法帖 ――山田風太郎忍法帖短篇全集(1) (ちくま文庫) 作者…

椎ふたつ

椎ふたつ 臣下いくさに作為感じ 伝ふ意思 (しいふたつしんかいくさにさくいかんしつたふいし) 【解説】椎の実が二つ、地面に落ちている。忍びの者の伝達に使われた暗号であると悟った臣下の一人は、これから始まるいくさに作為を感じ取った!一刻も早く、…

語れ!魚忍者が野人に泣かされたか!

(かたれ さかなにんじやがやじんになかされたか) 【大意】魚忍者が野人に泣かされたと聞くが、詳細を語れ!

「総仕上げに、逃げ足!」「嘘!」

(そうしあげににげあし うそ) 【解説】忍者養成所の教官が最後の授業で「総仕上げに、逃げ足!」と叫び、授業料ごとドロンして逃げてしまった。生徒たちは「嘘!」と驚くがもう遅い。「みだりに他人を信じてはならぬ」という教えを残してくれた教官であっ…