回文春秋

回文と鑑賞

シリーズもの

新年の抱負シリーズ

今年、三件がん検査しとこ! (ことしさんけんがんけんさしとこ) 【解説】新年は様々に意気込みや豊富を語るものである。この人は三箇所も気になる部分があるらしい。それでもウキウキした楽しげな様子で、羨ましい。 今年から使うカツラ、貸しとこ! (こ…

名字が二つ出てくるシリーズ

吉田「小野、これ!この、お出汁よ……」 (よしだおのこれこのおだしよ) 【解説】吉田というとブラックマヨネーズを連想する。関西のうどんはお出汁が大事だというので、自説を聞かされている小野武彦である。 なだ「岩崎!騒いだな?」 (なだいわさきさわ…

回文で学ぶ!戦争の記録シリーズ

赤紙で磨かあ! (あかがみでみがかあ) 【解説】汚れた軍靴は赤紙で磨けばいいのさ、などと大声で言っていると憲兵に捕まって、拷問されるので気をつけよう。 特攻隊、吐いた「ウゴッ」と (とつこうたいはいたうこつと) 【解説】戦争末期、特攻隊は片道の…

……さすがにこれは発表が躊躇われる……シリーズ

陳健一の血、陰険血 (ちんけんいちのちいんけんち) 【解説】……さすがにこれは発表が躊躇われる……、とお蔵入りになっていた作品から、ギリギリの回文を挙げてみたい。皆さんもどうか、読まなかったことにしてスルーして下さい。陳健一の体に流れる血は(以…

不平不満や要求が多い一休さんシリーズ

トンチ比べ?……楽チン、と? (とんちくらべらくちんと) 【解説】一休さんの元に、トンチ比べの依頼が舞い込んだ。「トンチ比べなど楽チンでしょう?」と持ち上げられて、かえってカチンと来たらしい。 トンチ勝負ゥ?よしちんと? (とんちしようぶうよし…

激怒しているかと思ったら、急に質問してくるシリーズ

こんなとこには居れん! 寝るな! ……、ニキビ、気になる年齢は二個と何個? (こんなとこにはいれんねるなにきびきになるねんれいはにことなんこ) 【解説】おそらくは夜、「ここには居られない、寝るな!」と怒りだす上官風の誰かの叫びである。しかし、急…

「ドラえもん」の登場人物たちのその後シリーズ

手に静香ちゃんの「マノン」や! 「地下寿司」にて……。 (てにしずかちやんのまのんやちかずしにて) 【解説】静香ちゃんは女優になったという噂だが、主演作のDVD「マノン」を手に入れるには、秘密の店「地下寿司」へ行かねばならない……。 マノン [DVD] 出…

旦那の秘密をポツリと告白する奥さんシリーズ

「旦那、カバン馬鹿なんだ……」 (だんなかばんばかなんだ) 【解説】カバンに大金をつぎ込んで、次々と買い換えているらしい。 「旦那、保安官。アホなんだ……」 (だんなほあんかんあほなんだ) 【解説】真顔でそう言われると、否定もできないんだ……。 「旦…

机をダン!と叩いて何かを言うシリーズ

(ダン!)みんな電子で死んで、難民だ! (だんみんなでんしでしんでなんみんだ) 【解説】宇宙戦争でも始まったのだろうか?電子ビームが多くの地球人を焼き殺しているようだ。 (ダン!)直木賞、YOSHIKI!……お?何だ? (だんなおきしようよしきおなんだ…

言いかけてやめるのでとても気になるシリーズ

理髪屋は「綱吉」でしょ!夏はやっぱり……! (りはつやはつなよしでしよなつはやつはり) 【解説】「うんうん」と調子を合わせていると、相手が黙ってしまうことがある。この場合、夏はやっぱり「坊主」にすべき、といった断言が続くのだろうか?そもそも「…

回文でわかる!カレーの作り方シリーズ

こーれかな?カレー粉? (こーれかなかれーこ) 【解説】カレーの作り方を回文で皆さんにお伝えしたい。まずは「こーれかな?」と歌うような調子でカレー粉を探してみよう。台所の周辺を適当に探せば、すぐに見つかるぞ(なければ、スーパーかコンビニへ)…

うまい棒空母シリーズ

田中のみ!うまい棒空母、今、海の彼方……。 (たなかのみうまいぼうくうぼいまうみのかなた) 【解説】科学技術の粋を集めて造られた「うまい棒空母」には、田中しか乗っていない。そして、今は遥か海の彼方にいるという……。 「ええ?」「ひでえだろ?」うま…

ええと、確かデンゼルといたよ。「タイトル戦、でかした!」と……ええ。

(ええとたしかでんせるといたよたいとるせんでかしたとええ) 【解説】容疑者はタイトルを獲得したばかりの将棋棋士であった。事件の当夜は、デンゼル・ワシントンと一緒におり「タイトル戦、でかした!」と褒められたという。しかし、供述には怪しい点があ…

本当にどうにもならない会話のような断片シリーズ

「強い竜巻に見失った!」「コタツなし!」「海に決まった!」「イヨッ!」 (つよいたつまきにみうしなつたこたつなしうみにきまつたいよつ) 【解説】本当に、どうにもならない……。 「突然でさ~!」「よい品か?」「悲しいよ!」「茶店セット!」 (とつ…

「もげた腕、宴もするのでの……」

「今、いよいよ真夏なので留守……」 「もげた腕、宴もするのでの……」 『夏、生酔い酔い舞』 (いまいよいよまなつなのでるすもげたうでうたげもするでのなつなまよいよいまい) 【解説】失踪した容疑者宅は、古く陰鬱な屋敷であった。双子の老婆が「今、いよ…

「ダメ事件かい……?」「いかん、ケジメだ!」

(だめじけんかいいかんけじめだ) 【解説】「こりゃあもう、手も足も出ねえや。いくら捜査しても無駄な、ダメ事件かい?」と同僚がぶつくさ言う。しかし「いかん、ケジメだ!」と最後まで手がかりを追う人情派刑事・山さんの活躍を楽しめるのは「回文春秋」…

高須の目剃り、かりそめの姿

(たかすのめそりかりそめのすかた) 【解説】高須クリニックで目の周辺の毛を剃っている女……、それはかりそめの姿にすぎない。人情派刑事・山さんの目は重要参考人を見逃さなかった! カリソメ乙女 (DEATH JAZZ ver.) アーティスト: 椎名林檎×SOIL&"PIMP"SE…

極道ら、貰う「独語会話」

「おのれ等、爺め」「取れや!」 「ワイか……?」 極道ら、貰う「独語会話」! 「殺れ、と命じられのォ……」 (おのれらじいめとれやわいかごくどうらもらうどくごかいわやれとめいじられのお) 【解説】このご時勢では、年配の極道に居場所はない。「爺」呼ば…

「指つめ、止め!」ツビュ!

(ゆびつめやめつびゆ) 【解説】兄貴が指を詰める覚悟で刃物を当てた瞬間、親分が飛び込んできて「指つめ、止め!」と叫んだ。しかし「ツビュ!」という音と共に……。アウトロー映画の金字塔「ザ・外道音頭」シリーズの一場面である。 手品の道具 仮 指 切断…

ザ・外道音頭

ドン! 「おう、土下座だ!」「しろ!」「コラッ!」 役者、悔しく――、やつら殺した。 「ザ・外道音頭」 (どんおうどげざたしろこらつやくしやくやしくやつらころしたざげどうおんど) 【解説】しがない役者が歩いていると、ヤクザ者に肩がぶつかった。そし…

叫びシリーズ

慌てて、モテて「わあ!」 (あわててもててわあ) 【解説】慌てる様子が「カッコいい」と騒がれ、モテてしまっている状態に、思わず「わあ!」と叫んでしまう(そんな様子がまたモテる)。 王様張り切り、浜さ「ウオー!」 (おうさまはりきりはまさうお) …

やや珍しい名字シリーズ

私、相川は若い脚だわ! (わたしあいかわはわかいあしたわ) 【解説】美脚の若々しさを自分でアピールする相川さんである。 NOW OR NEVER(DVD付) アーティスト: 相川七瀬 出版社/メーカー: motorod 発売日: 2016/10/26 メディア: CD この商品を含むブログを…

よくある名字シリーズ

斎藤はアジアは疎いさ (さいとうはあじあはうといさ) 【解説】国際情勢に詳しい斎藤さんだが、アジア方面にはやや疎い。 佐々木はんはキザさ (ささきはんはきささ) 【解説】佐々木はん?ようこのお店にも来はったなあ。そうやね、まあ言うたら確かにキザ…

意味不明だが勢いのあるツッコミシリーズ

環境汚染で……、おいっ!熱いおでん背負う預金か! (かんきようおせんでおいつあついおでんせおうよきんか) 【解説】意味不明だが、わかったら面白くなりそうなツッコミである。 臥薪嘗胆して死んだ右翼、紳士か! (かしんしようたんしてしんたうよしんし…

お辰捕物帳シリーズ

お辰「川魚の長さ、わかったお」 (おたつかわさかなのなかさわかつたお) 【解説】名前は勇ましいが舌足らずな町娘・お辰。川魚の長さを、定規を使わずに求めよという難題を解いてみせた幼少期のエピソードから。 お辰「あ、十六夜隊、余罪あったお」 (お…

意味不明だがブルース・ロック風でやさぐれていてカッコいい雰囲気シリーズ

九時、 さまよう街。 毛唐と砂糖、 溶けちまうよ、 まさしく。 (くしさまようまちけとうとさとうとけちまうよまさしく) 【解説】今回はちょっと文字のサイズをでかくしてみたぜ。ウネウネした、ブルージーでけだるい雰囲気で、こういう歌詞を歌ってほしい…

野人シリーズ

野人ツナ「早く、努力より毒矢、放つんじゃ!」 (やじんつなはやくどりよくよりどくやはなつんじや) 【解説】文明から離れて生きる野人ツナの教え。「努力してどうこうするよりも、毒矢を放ってケリをつけなさい」。 野人ナ「勇ましい、縞犀なんじゃ!」 …

話好きの蓼科くんシリーズ

比較的手軽に、回文作りを楽しめる定型を思いついた。 「話好きの蓼科くん」という設定を作って、彼がどういう風に話をするのかを報告するのである。 形としては「たてしなは~」で始めて「~はなしてた」で終わらせる。 蓼科は「トスして死す」と話してた(…

明太子の濃いタンメンシリーズ

完全明太子の濃いタンメンせんか! (かんせんめんたいこのこいたんめんせんか) 【解説】「この店のタンメンは、今ひとつだな……」評論家に挑発されて、初代店主の怒りが爆発した!二代目にあの「完全明太子の濃いタンメン」を作るよう命じたのだ! 伊勢丹明…

煮込んだ大人とお団子にして

食べたで。 死。 煮込んだ大人とお団子にして食べた。 (たへたてしにこんだおとなとおだんこにしてたへた) 【解説】四国の山奥の村で、大人たちが忽然と姿を消した。謎を解く鍵となる少女が記した日記には、不自然な作為の痕跡が……? 人情派刑事・山さんこ…